らすべぇ~の ベガスな旅と妄想

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ラスベガスブログ~主に旅行記、たまにJGC

ラスベガス乱射事件①その時 ラスベガス旅行~2017年9・10月5日目⑩

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2018.5.7更新
(この記事は、2017.10.7投稿の記事をリライトしています)

 
らすべぇ~です。

2017.10.1に起きた乱射事件。

亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、負傷された方々が一日でも早く回復されることを願っています。

「Pray for Vegas」

 
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(2018.4の旅行で、コミュニティ・ヒーリング・ガーデンで犠牲者の方々に献花)

 

はじめに

 
私達は現場( ハーヴェスト91・フェスティバル)にはいませんでした。
乱射事件現場から2km以上離れた宿泊先のベラージオにいました。
乱射事件が発生した事は知りませんでした。

乱射事件発生から1時間経過してたかどうか…。
ベラージオで大パニックが起きました。
発砲があった!
それ以上、誰も何もわかりませんでした。
皆、必死で逃げました。
その時は私達も周囲の人々も、私達の居るホテルで何か事件が起きていると思っていました。
実際は、今でも何が起きたのかよくわかりません。
ただのパニックではないかと思われる方もいらっしゃるでしょうが、そうとは言い切れない証言なども後から出てきました…。

その時の状況や、事件以降のラスベガスの様子を書きたいと思います。
その時に感じたことをそのまま表現するので、不適切に思われるかもしれませんが、お許しください。
当日、部屋に戻る時に撮影した写真。
後日、自分たちの行動を振り返り撮った写真を合わせて載せていきます。

 

ラスベガス乱射事件

 
2017年10月1日22時すぎ。
マンダレイベイの32階のスイートルームから、野外で行われていたカントリーミュージックのフェスティバル『ルート91 ハーベスト』に無差別に乱射。
犯人とされるスティーブン・パドックは、警察の突入前に自殺。
犯行の理由は不明。
わずか10分の銃撃で、死者58人、負傷者500人以上。

 

22時過ぎ、乱射事件発生時

 
21時、宿泊しているベラージオ(ホテル)に戻ってきました。
部屋に荷物を置き、窓から見える噴水をパチリ 📸

 
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そして、ホテル内で遊んだり散策しつつ、
シルクドソレイユの「O」の会場あたりで、パチリ 📸

 
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フロントエリアの近くをブラブラしたり 👇

 
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その頃、乱射事件はすでに発生。
私達は何も知らずに過ごしていました。

乱射事件があった現場から2キロ以上離れたベラージオホテル。

ベラージオは、「O」というシルクドソレイユの常設ショーが行われたり、コンサバトリー&ボタニカル・ガーデンなどを見に来る観光客が多く遊びに来るホテルです。
この時も、たくさんの人が訪れていました。

 

パニック?発生

 
おそらく23時頃だと思われます。
(私が最後に写真撮影したのが22:42。その割とすぐ後と思ってましたが、他の方の記事を見ると23時は過ぎていたようです)
私達は、フロントに近いエリアにいました。

ドドドドドーッと大きな音。
フロントの方向を見ると、大勢の人が全力疾走でこちらに向かってきます。

下の写真は、後日撮影したので平常の状態。
この奥にフロントがあり、私が目を向けた方向。

 
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バッファローが集団で砂埃をあげて走るような音の印象。
平和ボケしてる私は、有名人でも来たのか?なんて一瞬思いました。
先頭が赤い服でドレスアップした若い女性だったからかもしれません。
それにしては、歓声もなく必死の形相。

よけなきゃ危ない。
らいおん君(夫)は、ぶつかったら大けがになるから、流れに合わせたほうが良いと思ったそうです。
らいおん君(夫)に引っ張られて走ります。

おそらく大多数の人は、そのままホテル内を突っ切って高級ショップイングモールを抜けて外に出たのではないかと思います。

 

Emergency EXIT

 
らいおん君は、外に出たほうが安全と思ったそう。
前を走る人について行って、「Emergency EXIT」のドアから外へ。

 
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皆、何が起きたのかわからない。
誰に聞いても「I Don't Know」との答え…。
ただ、男が撃ったらしいと…。

「Emergency EXIT」のドアの外は、人工の植物と土。

 
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前の女性が土か植物に引っかかったのか、転んでしまいます。
パニックになっているのもあるのでしょう。
一緒の男性の手伝いで立ち上がりますが、一歩進むとまた転んでしまいました。
何とか立ち上がり、皆と一緒にホテルの壁沿いに進みます。

 
進んだ先は、ホテルから少し飛び出た形で「ジャスミン」という中華料理のレストラン。

 
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右手は噴水ショーが行われている人工のコモ湖で、他には進めなかったように思います。
戻ることもできますが、犯人が来るかもしれない恐怖。

レストランの中に入ると、ホテルの中に戻るよう言われます。

 
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何もわかってないだろうに、無責任な・・・って思いましたが、数人がレストランからホテル内へ。

私達も、恐る恐るホテル内へ。

 

再びパニック!!

 
反対側の壁沿いで全力ではありませんが走っている人の姿が目に入ります。
とりあえず、フロントとは反対方向へ速足で進みます。

その時、男性の「Go!」と叫ぶ大声!!!

瞬間、みんな全力で走って逃げます。
落ちていた女性の靴(ヒール)にぶつかりました。

 

ショッピングモール側のバレーパーキング

 
走った先はショッピングモールの方向。
殆どの人は、モールを走り抜けて外に出たか、どこかに身を潜めたのではないかと思います。

その中に、ショッピングモール手前で左方向へ逃げる人が…。

クローズしていることを示すロープ上の柵(?)が倒れています。
下の写真は、後で撮った写真。

 
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その先は、ホテルに隣接する高級ショッピングモール側のバレーパーキング。

 
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この奥の、植木の辺りで待機します。

 
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でも、そこに待機する人々も状況がつかめません。
ここでも、誰に聞いても「I Don't Know」との答え…。
ただ、「男が撃ったらしい」とだけ。

ホテルの女性ディーラーが2人避難しています。
1人の女性ディーラーは泣いていました。

膝を擦りむいた男性も。

この頃、やっと救急車やパトカーのサイレンが聞こえてきたように思います。
何台も何台も・・・。
それなのに、通り過ぎていきます。

高速道路方向からフラミンゴ Rd に降りて、そのまま東方向にサイレンの音が消えていきます。
どうして?

その時、また大声で何かを叫ぶ男性の声が・・・。
地下のパーキングのほうへ逃げます。

 
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若い男性が電話しながら奇声をあげて全速力で階下のパーキングの奥に行ってしまいました。

パーキング方向に逃げたのは私達以外は、子供連れの夫婦と祖母?、中高年の御夫婦。
それ以外の人が、どこに隠れたのかはわかりません。

外の様子はわかりませんが、静かです。

私服ですが、ホテルの従業員らしき男性2人が来ます。
車にひかれたら危ないから、路肩上 壁際に立って待機するよう言われます。
犯人が来たら、簡単に撃たれそう・・・。

その従業員は、地下から車に乗って戻ってきました。
安心させようとするのか、私達に手を振ります。
こんな時に車を出すのかと驚きましたが…。
らいおん君は、「帰るのかな?」「逃げるのかな?」アメリカってドライだなと思ったそうです。

でも、その車(BMW)は、車でホテルに入ってこれないように車でバリケードを作るために駐車場から車を出したようでした。
しばらく駐車場に皆で待機。
サイレンの音以外は聞こえません。
車寄せのほうが、どうなっているのかわかりません。

程なくして、中高年のご主人が駐車場の外の様子を見に行きます。
「Come On!」と奥さんと私達を手招き。

駐車場からで出て車寄せの歩道で体を低くし、木に隠れながら周りの様子をみます。

サイレンは聞こえますが、このホテルに来るというより違う方向に向かっていきます。
他の所でも何か起きているのか?
ということは、同時多発テロ?

何が起きてるか知りたい、スマホを見ようと思えば見れるけれど、何か起きた時に反応が遅れるのが嫌でした。
まだ、ニュースになってないかもしれません。
すぐに逃げられるように、聴覚・視覚が緊張状態。

一緒に階下の駐車場へ逃げたご家族の子供は、何が起きているのかわからないようです。
泣いたり、声をだしたりせず静かにしています。
祖母が抱き寄せていました。
何かが起きたら、自分の体を盾にして守ろうと思っているのだなぁと感じました。

何が起きているのかわからないまま。

男性が「マンダレイベイに彼女を残してきた。連絡をしたいから電話を貸してほしい」と他の人に声をかけていました。
連絡がとれたのかはわかりません。
その時は、マンダレイベイそばのコンサート会場であんな大事件が起きていたとは、周囲の人達は誰も知らないようでした。

 

ホテル内へ

 
しばらくして先ほどの従業員が来て、ホテルに戻るよう誘導。
私たちが隠れていたバレーパーキングには、それほど多くの人は居ませんでした。
しかしホテルに入ると、どこからともなく人々がゾロゾロと合流。

通路には、先ほど落ちていた女性の靴のヒールが取れて残っていました。
椅子も倒れています。

 
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ラスベガスのホテルはメガホテルばかり。
このベラージオも同様。
最後に隠れていたショッピングモールのバレーパーキングとフロントは両端にあります。
ちょうど、中間付近の奥にエレベーターホール。

その中間付近からフロント方向は立ち入り禁止。
従業員が制止します。
見ても遠いので、何があったか?痕跡も見えません。
きっとフロントは血だらけなんだろうなと思いました。

夜遅くまでチェックインをする人が絶えませんから、荷物を残して逃げた人もいたと思います。
従業員と話している人もチラホラいますが、従業員は首を振っています。
部屋に戻るようにホテル従業員に促されます。

宿泊階に戻ると、1組のカップルが部屋が見つからないと声をかけてきました。
混乱して迷ったようで、エレベーターで降りていきました。
こういう普通の人達が居ても、実は犯人なのでは?と疑心暗鬼になってしまいます。
正直、緊張しました。

ようやく、部屋に戻ることができました。

 

ベラージオ MAP

 

 
この後のことも、次回もう少し書きたいと思います。

お付き合いいただきありがとうございました。